はじめに
機械工学とは
機械工学は、今までに発展してきた科学技術の知識・知恵を用いて、今日から明日に向っての全人類的観点から見て、有益と思われる”もの”を作るために必要な解析や実験、またそのための道具・装置・機械などを創造する学問分野です。
機械学系の歴史
1949年(昭和24年)の学制改革とともに関東学院大学工学部の中の一つの学科として発足しました。発足当時、我が国の工業界は、重要性の認識が高いにもかかわらず、技術者を養成する教育機関は充分とはいえませんでした。特に、キリストの教えに基づく人格・要素を身につけた技術者の養成機関も、極めて少なっかたのです。これらの状況の中で、本理工学部は、「無償の隣人愛とそれに基づく人格の陶治」という崇高な理念のもと、適切な判断力ならびに知力を養うとともに、社会に奉仕できる心豊かな技術者の養成を教育目標として掲げ、その実践に努めています。そして、その教育を、社会人教育ならびに生涯教育の一環として捉えて、基礎知識・学力の蓄積ばかりでなく、応用技術の実際的な訓練も含めて、創造力豊かで倫理性の高い技術者の養成を教育目的としてきました。このような理念に基づく目標・目的を達成するための教育方針としての講義(授業)科目は、社会状況、産業界・工業界の変化、科学技術の発展等の影響を受け、大きく変化しながらそれぞれに応じつつ現在に至っています。